ウェットクリーニング

ウェットクリーニングの可能性

ちゃんと水で洗う

クリーニング屋が「ちゃんとで洗う」と言うと、「えっいつも水で洗ってないの?」と思われてしまうかもしれません。
実は、衣類をクリーニングに出すと、「ドライクリーニング」といって石油系溶剤を用いた洗いを通常行います。
水を一切使わないドライクリーニングは衣類の縮みや型崩れを防ぎ、油性の汚れを落とすのには最適ですが、汗などの水溶性の汚れはほぼ取れないまま、長期間放置すると黄ばみ・カビや衣類の劣化の原因になります。
本来洗濯表記によって、ドライクリーニングしかできないデリケートな衣類を、特殊な技術と洗剤を使用することで、水を使っての洗いを可能としたのが、「ウェットクリーニング」。
水の洗浄力xドライクリーニングの型崩れ・縮み防止の双方の長所を兼ね備えた洗いは、「洗う」ことの本質を保ちながら、デリケートな衣類を「守る」、これからの洗濯(選択)です。

素材本来の良さを甦らせる

特に汗や水溶性の汚れを落とすウェットクリーニングは、臭い・カビ・黄ばみ等の衣類の劣化の原因となる汚損物質をできる限り除去してくれます。
「衣類のデトックス」とも呼べるでしょう。
実際に、長年ドライクリーニングを繰り返したスーツをウェットクリーニングに出したら、「300g減った!」なんて面白い声も。
それはまさに汚れという蓄積物を落とし、新品の時を思い出すような本来の風合いを甦らせてくれるということ。
そんな輝きを取り戻した衣類の「軽くて心地よい着心地」はウェットクリーニングの最大の特徴です。
着るとわかる品質の良さを是非体感してください。

大切な衣類をずっと愛用してもらえる

しっかり汚れを落としさらに一段上の仕上がりを可能にしたウェットクリーニングは、もちろん着用する人にも心地よい体験ができますが、衣類にとっても良い状態を提供するということです。
ウェットクリーニングの特殊な洗剤と技術は、水や機械による衣服の縮みや脱色のダメージを極力抑えながらキレイに洗浄することで、衣類への負担をなるべく最小限にしてくれます。
あなたのお気に入りの服・思い出が詰まった服を、最適な状態ですっと永く着用していただけると思います。

もっと専門的に知ってみる
ウェットクリーニングの豆知識

特殊な技術と洗剤

「特殊な技術」と「特殊な洗剤」とはなんなのか。
ウェットクリーニングを専門的に説明すると、「洗浄液として水を使い、洗たく物の化学的・物理的ダメージを極力抑えた状態で行う洗浄方法」となるでしょう。

化学的ダメージとは・・・水による作用で衣服の色が抜ける
物理的ダメージとは・・・水と機械力の影響を受け縮みや風合い変化や型崩れを起こす事

オシャレ着・デリケートなウールやシルクなどは特にこれらの影響を受けやすいです。

ではこれらを防ぐためにはどうすればいいのでしょう?

洗剤に縮みを抑える成分を配合し、短時間、弱回転で処理する

これが、「ウェットクリーニング」が用いている特殊な技術と洗剤です。これらの技術で、縮みや風合い変化や型崩れを起こしやすいデリケートな衣類を保護しながらキレイに洗浄しております。

ですが、この手間のかかる洗い方は、まだまだ失敗のリスクもドライクリーニングよりも高いのが事実です。一般家庭や技術のないクリーニング業者が水洗いすると縮み、型崩れ、脱色、風合い変化を起こしやすいので、商品を見極める知識、技術力が必要です。弊社は長年ウェットクリーニングで試行錯誤を続けながら技術力を磨いてきました。

ウェットクリーニングのメリット・デメリット

メリット

  1. 衣類に残った臭いを軽減できる
  2. 汗や水溶性の汚れを落としやすい
  3. デリケートな製品にも対応できる
  4. 合成皮革の製品は洗浄による劣化を最小限に抑えられる
  5. 風合いや艶を本来の素材の良さが甦る
  6. 素材の発色が良くなり軽い仕上りを実現できる
  7. べたつき感が無くなる

デメリット

  1. 高度な技術を要するため施術者で仕上がりに違いがでる
  2. 油性の汚れを洗浄する力がない
  3. ドライクリーニングに比べると料金が割高
  4. 処理時間、行程、仕上げを間違うと縮みや型崩れ生じる

もう迷わない!自分の衣類に最適な洗いを見つけよう!

  ランドリー ウェットクリーニング ドライクリーニング
名称 水洗い 特殊水洗い
汗ぬき水洗い
水洗いクリーニング
ドライクリーニング 汗ぬきドライ
洗浄方法
高温のお湯又は水で洗い、洗剤は主にアルカリ性の物を使用

低温度(常温)で洗い、洗剤は主に中性の物を使用
有機(石油系)溶剤
水を使わずに、石油を原料にした溶剤で洗う
有機(石油系)溶剤
水を使わずに、ドライクリーニングに汗汚れを除去する洗剤と共に洗う
得意な汚れタイプ 水溶性
例:汗、尿、血液、ジュース等の水を主とした食べこぼし汚れなど
水溶性
例:汗、尿、血液、ジュース等の水を主とした食べこぼし汚れなど
油溶性
例:皮脂汚れ、口紅等の化粧品、油が主の食べこぼし汚れなど
油溶性
例:皮脂汚れ、口紅等の化粧品、油が主の食べこぼし汚れなど
水溶性
※水での洗浄と同レベルの水溶性汚れの除去はできない
対象品 水洗い可能なもの 水洗い不可能・ドライクリーニング対象品
※皮革製品など一部を除く
水洗い不可能・ドライクリーニング対象品
※皮革製品など一部を除く
水洗い不可能・ドライクリーニング対象品
※皮革製品など一部を除く
洗濯マーク(JIS)

fofoのウェットクリーニング

fofoのこだわり 1シャボン玉石けん配合の
独自開発した洗剤

私たちのウェットクリーニングには、メーカーと協力し独自開発したシャボン玉石けん配合加工洗剤を使用しております。

開発時はメーカーから「無茶振りだ」と言われ困らせてしまうこともありました。

香料や合成界面活性剤を含まない無添加のシャボン玉石けんと共に、少しでも肌に優しく、服に優しく、環境にも優しいウェットクリーニングの技術をたくさんのお客様に提供したく汗水垂らし完成させました。

fofoのこだわり 2どんな素材も
洗おうとする姿勢

通常、ウールマーク・ドライマークがついた衣類は水を使った洗いが困難になることも多く、おもったようにウェットクリーニングが施せないこともあります。

ですが、「えっこれも水で洗えるの?」と、「fofo」なら可能なケースも。

※衣類の状態や素材によってウェットクリーニングで対応できない場合もあります。経験を積んだクリーニング師が丁寧に点検し、衣類に最適な洗い方を選別します。

fofoのこだわり 3「みんなの」
ウェットクリーニング
専門ショップ

ウェットクリーニングはドライクリーニングに比べ、手間や技術を必要とします。

そのため、通常のクリーニングよりも料金が割高になってしまうことも。

ですが、もっと沢山の方にウェットクリーニングを愛用していただきたく、手の届きやすい価格で提供できるよう努めております。

それも、1954年創業した先代から受け継ぐ、「お客様第一主義」をブレずに心に掲げてきたからです。

ドライクリーニングが当たり前のクリーニング業界を、「ウェットクリーニングもいいよね」と言ってもらえる、環境にも配慮した未来のクリーニングを皆さんと築いていければと思います。